はじめに
私は2022年10月に千葉県いすみ市にある『ブランズフィールド』に1ヶ月間農業ボランティアとして参加させてもらいました。
※「ブランズフィールドとは」
楽しいことで自分を満たす「実家」でありたい
ブラウンズフィールドでは、昔ながらの知恵を大切に自然、人、動物、微生物たちと共に楽しく生活しています。
自身は、東京生まれの東京育ち。マクロビオティックを実践しながら都内で5人の子どもを育てていました。ある時、時間と燃料をかけて遠くから運ばてくる野菜を買い続けることに疑問や限界を感じるように。「それよりも自分たちが野菜の産地に住む方がいいかも」と思ったことをきっかけに、家族で引越してきたのがブラウンズフィールドのはじまりでした。
ブラウンズフィールド 代表 中島デコ https://brownsfield-jp.com/
ブランズフィールドでの生活では、とてもたくさんの素晴らしい経験をさせてもらい、多くの学びがあったので記事にまとめておきたいと思い、記事を書いています。
現在が2024年の11月なので、2年前の出来事でしたが、とても衝撃を受けた事を覚えています。日本にいながらカルチャーショックを受けた様な感覚でした。
とても素晴らしい学びが多すぎて、全部を書くとまとめきれないので、
特に印象に残った3つの事をまとめていこうと思います。
たくさんの学びの中で印象に残った3つの事
①「環境に優しい生活」
一つ目は環境に優しい生活です。
日本中のエコビレッジを回った際にオススメの場所を聞くと「ブランズフィールド」の名前が出る事が多かったです。
なので、ここに来る前から環境に優しい暮らしを学べる事を期待していましたが、
自分の想像を超えるほど環境に配慮をした生活をしていて、その姿はとても美しいと感じました。
例を挙げると
・リンス、石鹸などを自家製の柿酢を使って、自然に還せる様にしている。
・生活の場にティッシュなどが無く、使わなくなった洋服の布などを使用して無駄がない様にしている。
・生活水を使用する時は、流し洗いをしないなど、水を出す量や使い方に注意している。外では雨水タンクを使用するなど、水をとても大切にしている。
・無駄な電気を使わないように、こまめに電気を消したり、生活のリズムや人の動きを工夫している。
・ジップロックなどを使用後に洗い、干して再利用するなどプラスチック製品も大切に使用している
他にもたくさんありましたが、可能な限り環境に優しい生活をする様に努めている生活スタイルはとても美しいと感じました。
②食材をとても大切にしている
二つ目は食材をとても大切にしている事です。
ブランズフィールドの食事は「マクロビオテック」という植物性の食材を基本とした食事でした。
※マクロビオティックとは
マクロビオティックとは、日本人が提唱し根付かせた食生活の知恵であり、健康的なライフスタイルをするための考え方です。
食生活では、玄米をはじめとした穀物を主菜とし、旬の野菜や海藻の入ったみそ汁、漬物を添えて食事をいただく、そういうシンプルな日本の食卓をベースとしています。またそこに陰陽の理論を加え食材のバランスや産地へこだわり、食材や調味料の使い方など、細かなガイドラインも設けて体系化がされています。
マクロビオティックの基本知識 https://www.asc-jp.com/diet/macrobiotic/
今までお肉や卵などの動物性の食材を食べずに、野菜などの植物性の食材のみの食事をする事はほとんどなく、
どの様に感じるかわかりませんでしたが、毎日どの料理もとても美味しかったのが印象的でした。
そして、使用する食材をとても大切にしており、
・食べ物は残さない。お皿に残ったソースや油などもパンなどで拭き取るように最後まで綺麗に食べる。
・いただきます、ごちそうさまの時間をとても丁寧におこなっている
・野菜の隅々まで使用する。(「野菜ってこんな所まで食べれるんだ」と何度も驚きました)
・人間が食べる事ができない野菜の部位はヤギにあげたり、コンポストに移して肥料として再利用している。
・農作業をする際も、野菜一つ一つ、お米も一粒まで大切に収穫する
食事を美味しく頂ける事がとてもありがたい事だと感じました。
そして、みんなで揃って食べる事も大切にしており、何を食べるかという事に加えて、誰と、どの様に食べるかもとても大切にしていると感じました。
③素敵な場所には素敵な人が集まる
三つ目は素敵な場所には素敵な人が集まるという事です。
ブランズフィールドは千葉県の森の中のとても自然豊かな場所にあります。
そこに昔ながらの母屋や素敵なカフェやゲストハウス、田んぼや畑など、とても美しい田舎の風景が広がっています。
ブランズフィールドで生活をして印象的だった事が、ブランズフィールドで生活している人も、ブランズフィールドを訪れる人も優しくて素敵な方が多い事です。
そして代表の中島デコさんの人間性もとても素敵だと感じました。
日本のマクロビオティックなどでもとても有名な方で、かなり凄い方なのにとても謙虚で素晴らしい方だと感じました。
印象的だった言葉が、私が青年海外協力隊時代の話をさせてもらった後に「貴重なお話をしてくれてありがとうございました」と言われた事です。
私としては、自分の経験に興味を持ってくれて、話を聞いてもらってありがたいと思っていたのに、その様な言葉をかけてもらいとても驚きました。
また、デコさんが先にお風呂に入ろうとした時も「お風呂先に入っていい?」とみんなに確認していて、私は(ここはあなたの家だから自由に入ってもいいのに、なんて謙虚で優しい方なのだろう)と思いました。
誰に対しても誠実に謙虚で接するデコさんの姿はとても尊敬できる姿でした。
まとめ
上記の3つが私がブランズフィールドで特に印象に残った学びです。
1ヶ月という短い期間だったので、全てを理解できたわけではないのですが、個人的には多くの事を学びすぎて頭がパンクするかと思いました。
そして、たくさんの学びの中からこれから自分ができる事として、
・水や電気の使い方を意識するなど、資源を大切に使用する事
・必要以上に多くの物を食べず、食材を残さないなど、食べ物を大切にする事
・自分の身を置く場所を意識する事
など、
自分に出来る事を少しずつ実践していき、世界が少しでも良い方向に向かえば嬉しいです。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです!
InstagramとYouTubeで世界の旅の様子を紹介しているので、訪問して頂けますと幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。