こんにちは!
コロナウイルス感染症の影響が収まらず、フィットネス業界も大きなダメージを受けている現代。
これからもコロナウイルス感染症消息の目処は立たず、
ヨガ業界もこれから大丈夫かな?
と私自身不安を感じています。
そこで、
今回は奥真也先生の著書
「未来の医療年表〜10年後の病気と健康のこと〜」
を読んで、
約10年後の、「2030年にどんなヨガインストラクターが求められるのか」
を考えてみました。
この記事がオススメな方
・10年後もヨガインストラクターをやる予定の方
・10年後もフィットネス業界で活動予定の方
・今後ヨガインストラクターを目指している方
などにオススメです。
※今回の記事は、私個人の私見が多いため、全てを鵜呑みにせず、一個人の考えという視点でご覧いただけると幸いです。
①結論
10年後の2030年
技術の進歩やテクノロジーの進歩で
・多くの病気が癒る
・早期発見される
そんな素晴らしい未来で、
ヨガの重要性も感じました。
そして、
2030年には、「オンリーワンのヨガ」「暖かい愛のあるヨガ」が大切。
そう感じた理由を下記に紹介していきます。
②本書の紹介
著者の奥真也先生は、医師です。
なので、本書の内容的に医師の視点からの医療・健康の話がメインです。
しかし、難しい単語も少なく、
医療関係者ならとても読みやすく、医療業界の未来予想を根拠を持って学べると思いました。
奥真也先生著:「未来の医療年表〜10年後の病気と健康のこと〜」
③これからの医療と健康についての未来予想(ヨガに関係ありそうな内容を中心に)
これから10年後の医療と健康に関して、
ヨガやフィットネスに関係しそうな話題を中心に紹介したいと思います。
1:「AI技術の進歩と普及でAI診察が主流になる(2030年)」
・AIが人間の五感を超えるのは、もうまもなく来る。さらにその情報を元に、人間よりもはるかに正確な診断を下すことができる。
この文章を読み、人間が勝つと思っていた五感まで、AIの方が優れているのは驚きました。
しかし、考えてみれば、
画像診断や細かい動作の評価はAIの方が優れているし、
微細な匂いや音に識別も確かにAIの方が優れていると感じました。
これにより、今後医師の仕事は減るそうです。
そして医師には、
①AIが苦手な、新しい医療を作り出したり、AIにどこまで委ねるかをコントロールする役割を持つ医師。
②生身の人間だけが持つ、「温かみ」「優しさ」などを大切にした、カウンセラー的な役割を持つ医師。
2つに役割が分かれていく
事が予想されるとの事です。
2:「薬や治療技術の進歩により、多くの病気が癒る(2040年)」
・がんの大半が治癒可能に(2035年)
・神経難病克服(2040年)
・高血圧や糖尿病など、ほとんどの病気が癒る(2040年)
(「癒る」という言葉が大切。完全に元通りになる「治る」ではなく、薬などで、生活に支障がないレベルまでコントロールできる「癒る」の状態を目指していく事が大切。と本書には書かれています。)
未来の医療には、この様な予想があるそうです。
新薬の開発などにより、多くの病気が治療可能になる事や、
治療技術の進歩はとても素晴らしいと思いました。
その中で、面白いと思ったのは、
「コロラド大で研究されている機器は、ゲル状の物質で作られた、一見うじ虫のような小さな円筒が人間の体内を這って回るというものです。
将来、この機器を使って、今だったらメスで切開しなければ行けない体内の奥まった場所の患部に薬を届けたり、がんを切除したりできるかもしれません。」
という技術です。
正直「めちゃくちゃ凄い」と思いました!
この技術の様に、難しいとされていた、
病気に対する治療法は日々進化しており、
これからの未来は、
「ほとんどの病気は癒る」
可能性があると感じました。
3:「ウェアラブルデバイス(アップルウォッチなど)が薬の調整をしてくれる」
・スマホを心臓の位置にかざすだけで心電図の測定可能(2023年)
・スマホで録音した音声から、うつ病の診断を行う
アップルウォッチなどのウェアラブルデバイスによる、
「ヘルスサポート」の進歩と期待は高まっていると感じています。
私自身も、アップルウォッチで心拍数や血中酸素濃度を測定し、健康管理をしています。
「そろそろ立ちましょう」、「運動しましょう」など、
アップルウォッチに運動を促される事も多く、
健康管理の良きパートナーとして、手放せない存在になっています。
そしてこれからは、その健康のパートナーとしての立ち位置がより、
進歩していくことが予想されます。
それにしても、薬の調整までしてくれるとは驚きました。
ウェアラブルデバイスが、血圧を測定し、血中酸素濃度を測定し、適切な服薬量を、適切なタイミングで指示してくれる。
そのおかげで薬の効果も高まり、飲み忘れなども減り、服薬管理の質が上昇する未来は、良いテクノロジーの進歩だと感じました。
④2030年に「ヨガ」は必要とされているか(完全私見)
未来の医療とテクノロジーの進歩により、
ほとんどの病気は治療し、「癒る」事ができる未来がやってくる事が予想されます。
では、「ヨガ」はどうか。
個人的には、
「ヨガ」の需要は今後高まってくるのではないかと考えている。
その理由として、3つあります。
①「寿命が伸びる事で、健康寿命に対する関心が高まる」事が予想されるため。
多くの病気を治療して「癒す」事ができるようになる未来では、
人間の平均寿命も伸びることが予想されています。
しかし、複数の病気でボロボロの体を「治療により生かされている状態」よりも、
元気な体で「自分らしく生きていたい」
そんな人が増えるのではないかと個人的には予想しています。
また、アップルウォッチなどのウェアラブルデバイスの進歩により、
みんなが1人一台ウェアラブルデバイスを持つようになれば、
運動不足の人に対してもウェアアブルデバイスから
「運動しましょう」と啓発してくれると思います。
その際に、「ヨガ」が選択される可能性は高くなるのでないかと感じています。
②「医療保険制度の変更により、予防医療への注目度が高まる」事が予想されるため。
日本の医療保険は、世界的にみても、とても手厚い保証が特徴です。
しかし、人口の減少と高齢者の増加により、赤字が続いている事実もあります。
そのような事態が続くと、今後医療保険制度を見直し、財政を立て直す必要があります。
そうなると、今よりも病気になった際の自己負担額が増加する可能性があります。
そうなると、
「病気になってから治療」
よりも
「そもそも病気にならないで元気に生きる」
「予防医療」
の概念が今よりも広がるのではないかと予想をしています。
③体でなく、「脳」が疲労する人が増える事が予想されるため。
スマホ、パソコン、SNSなどの様々なテクノロジーの進歩により、
1日に脳が処理する情報量はこれからも増えていく事が予想されます。
その様な生活をして「脳」が疲労してしまうと、
・集中力低下
・イライラする
・不安を感じやすい
など精神的に不安定な症状が現れやすくなることも予想されます。
そんな疲労した「脳」を癒すために効果的なのが「ヨガ」です。
(詳細な説明はまた今後の別の記事でゆっくりとしていきますね。)
年々「ヨガ」の注目度も高まっていると感じているので、今後も「ヨガ」の需要は高まると感じています。
その様な3つの観点から見ると、
今後も「ヨガ」の需要は高まる可能性があると私は考えています。
⑤10年後の2030年はどんなヨガインストラクターが活躍しているか(完全私見)
これらをふまえて、
10年後の2030年にどの様なヨガインストラクターが活躍しているか予想をしてみました。
結論としては、
①「自分の個性を大切にして、オンリーワンを突き詰めている、ヨガインストラクター」
②「生徒の話を丁寧に聴くことができ、生徒達に愛されている、ヨガインストラクター」
この2つのパターンのヨガインストラクターが活躍していると思いました。
①つ目のパターンの
「自分の世界を大切にして、オンリーワンを突き詰めている、ヨガインストラクター」は、
AIには真似ることができない
「人間としての個性」を大切にしたパターンです。
テクノロジーの進歩により、医師と同様に教科書通りのクラスや声かけではAIの方が優れたクラスを展開する事ができると思いました。
例えば、ウェアラブルデバイスを装着している参加者であれば、
・血圧・脈・呼吸数を測定し、そのデータを考慮した運動負荷設定
・声や匂いから、精神状態を判断し、その時の気分に合った音楽や香りの提供
・睡眠時間や食事の時間も考慮したメニューの作成
・その人が理解しやすい言葉の選択
など
その人のデータをもとに、その人に適切なメニューを作成する事はAIの方が優れてていると思います。
また、
ヨガの解剖学や運動学などの知識面もAIの方が優秀です。
細かい関節角度などの評価もAIの方が優秀。
また、映像技術も進歩し、
その人が好きなキャラクターが「ヨガ」を指導してくれるかもしれません。(もう既にありそうな気もする笑)
そんな未来だからこそ
「これが俺の・私のヨガ」
という
「自分の個性」
を全面に押し出して、
AIにはできない、
「なんとなく00さんのヨガが好き」
「なんとなく00さんの世界観が好き」
その様な
自分の個性を大切にして、オンリーワンを突き詰めている、ヨガインストラクター
のヨガクラスは今後も価値があると感じました。
②つ目パターンの
「生徒の話を丁寧に聴くことができ、生徒達に愛されている、ヨガインストラクター」は、
AIには真似る事ができない、
「人間味」を大切にしたパターンです。
AIは、人間の五感よりすぎれた観察能力と膨大なデータ量から、
その人に合った適切な「ヨガ」を提供できると思います。
しかし、どうしても機械的で、生身の温かみを出すことはできません。
また、アジャストメントなどの絶妙な力加減もAIはまだ人間には届かないと予想しています。
参加者の話を、同じしっかりと聴き、人として丁寧に答える。
優しく、丁寧にアジャストメントをしてサポートしてあげる。
AIにはない、人間として「温かみ」と「優しさ」
そんな、人間ならではの「愛のあるクラス」も
10年後に必要とされていると感じました。
⑥まとめ
奥真也先生の著書「未来の医療年表〜10年後の病気と健康のこと〜」
を読んで、
約10年後の「2030年にどんなヨガインストラクターが求められるのか」を考えてみました。
「医師」もAIの進歩により、役割が限られていくのと同様に、
「ヨガインストラクター」も、役割が限られていくと感じました。
教科書通りの指導をするのではなく、
「自分の個性と考えを大切にしたヨガ」
参加者に「温かみ」と「優しさ」を与える事ができる
「愛のあるヨガ」
そんなクラスを展開できる様に
自分のありのままの感覚と
人を大切にしていく事
が重要だと思いました。
未来の医療がわかりやすいと感じた
「未来の医療年表〜10年後の病気と健康のこと〜」
医療関係者や医療・健康分野に興味がある方は一度読んでみると面白いと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今日も皆さんが健康で幸福な日々でありますように!