本の紹介 PR

他人の目が気になる20代男が水島広子先生著、「他人の目が気になる人へ」を読んで、実践していこうと感じた事。

こんにちは!

いきなりですが、他人の目や評価は気になりますか?

「人の評価や他人の目を気にしてもしょうがない」

そんな言葉は聞いたことがあり、人の目を気にしないように意識をしているのですが、

・その意識が逆に人の目を意識してしまうきっかけになったり

・友人の自分に対する些細な批判的な声を聞いて、落ち込んでしまったり

そんな事がありませんか?

私は、まさにそんな事が当てはまり、

一度しっかりと「他人の目が気になる自分」と向き合ってみようと、

水島広子先生の著書「他人の目」が気になる人へ〜自分らしくのびのび生きるヒント〜を読んでみました。

その結果、

本当の意味で相手を見るようにしたら、人間関係が少しずつ楽しくなってきた

そう感じた内容をまとめていきたいと思います。

この記事がおすすな方

他人の目が気になる方

他人の目を気にしないようにしているけど、気になってしまう方

自分に自信をつけたいと感じている方

におすすめな記事と本となっています。

1:本・著者の紹介

著者の水島広子先生は、精神科医の先生です。

本書は、とてもわかりやすく、人の目が気になる心理やその解決法を書いている印象を受けました。

「自分の気持ちを強く持て!」などの精神論ではなく、

具体的に優しい解決法を教えてくれるので、とても読みやすく、実践しやすい内容だと感じました。

2:印象に残った言葉ベスト3とそこからの学び

①「他人の目を手放すためには、虚像ではなく、目の前の相手を思いやる事が大切」

「他人の目」が気になるその「目」とは、目の前にいる相手の「目」ではなく、

今までの人生で傷ついた経験やトラウマなどから自分が作り出した

「虚像の相手の目」

であると本書には書かれています。

今までの人生で傷ついた経験から、自分を守ろうと

「相手はこういう事を言うのではないか」

「相手は自分をこう評価してくるのではないか」

と自分の頭の中で「虚像の相手」を作り出してしまう事があります。

そして、その「虚像の相手」に自分が傷つけられない様に、

「あの人はこう思いそうだから、この発言は辞めとこう」

「褒めてもらったのには何か裏があるのでは?」

などと、目の前の相手ではなく、

自分の頭の中の

「虚像の相手」

を意識してしまう事が

他人の目を気にするスパイラルから抜け出せない要因

だと書かれていました。

私自身も「確かに当てはまる」と思いました。

何も言われていないけど、機嫌が悪そうな人がいたら

「俺なんかしたかな?」などと気になってしまう様な事も多くあると感じました。

そんな自分の頭の中で作り出した「虚像の相手」ではなく、

リアルで目の前にいる相手を、思いやりを持って接する事で、

「そんなに自分に嫌なことをする人は少ない」そう思う機会が多いと感じています。

②「人の目を気にせず生きる為には自信をつければ良い。
自信はつけるのもではなく、ありのままの自分を肯定する気持ちを感じること」

人の目を気にせず生きていく為には、自信をつける必要があるとの事です。

そして自信は、

「何かを達成した自分」

「スタイルが良い自分」

「流行の服を着こなしている自分」

そんな条件付きの自信を持つのではなく、

「自分を肯定する気持ちを感じる事」

それが本当の自信に繋がると本書には書かれています。

私自身、「好きな事に挑戦している自分」に自信を持つ時が多かったので、

自信を保つために、これからもずっと何かに挑戦し続けようと思っていました。

しかし、心のどこかで、「休みたい時や何もしない時期は、自信が持てないのはなんだか違うな」と思っていました。

そしてこの本を読んで、

自信は努力する事でつけるものでは無く、むしろ何もしない。

「自分に良いも悪いも評価を下さず、

今のありのままの自分を肯定する気持ちを感じる事で身についてくる」

その様に考えると、どんな状況においても自信を持ち続けることができるのではと感じました。

具体的には、ヨガや筋トレをする際も、

「ヨガをしてすごいポーズを取れる様になった自分」

「筋トレでかっこいい体を手に入れている自分」

という「結果」にフォーカスを当ててしまうと、

もっと綺麗なポーズを取る人、もっとかっこいい体の人に会ったときに自信を失ってしまいます。

なので、

「ヨガをして心を整えている自分」

「筋トレに打ち込んでいる自分」

という「その瞬間」を楽しみ、

そんな自分を好きでいれると、

いつまでも自信を保てると感じました。

「現在の自分はベストを尽くしてきた結果であり、決して努力不足な時など一時もない」

「自分の好きなところを見つけるのではなく、長所も短所も含めて今の自分はこれで良いのだと思う穏やかな気持ちが大切」

私はこれを読んで天才バカボンのパパの

「これでいいのだ」

という言葉が頭をよぎりました。

良いも悪いもない。

自分もあなたも「これでいいのだ」

そんな楽な気持ちで生きる事で、自分に余裕と自信がつくのではないかと思いました。

画像・写真|原作イラスト バカボンのパパ  『天才バカボン』(C)赤塚不二夫 14枚目

③「自分のありのままを認める人は、人のありのままの認める事ができる。それは相手への思いやりとなる。」

この言葉の逆を言えば、自分のありのままを認められない人は、

相手のありのままを認められず自己中心的になりがちで、お互い疲れてしまいます。

人に思いやりを持って接したいと思えば、

まず自分のありのままを認めてあげて、

その気持ちをそのまま相手にも持つことで、

お互いありのままの心地の良い関係を築けると感じました。

もし、何か自分にネガティブな事を言ってくる人がいても、

・他者の評価はあくまで一時的に相手が思っている事だから気にしてもしょうがないし、いくらでも変化させる事はできる。

・他人の評価と言うものは相手側の問題(相手の気分や環境など)。相手側の問題を自分側の問題と混合するのはやめる。

・他人の評価を相手の問題と認識する事は突き放すと言うことではなく、相手の事情を尊重すると言うこと。何かしらの事情があるんだろうな、と言う目で見てあげることが、結果として相手への優しさにもつながる。

そのような気持ちを心のどこかに持っておくと、

相手からのネガティブな言葉にも落ち着いて対応できると思いました。

3:本書を読んで実践していこうと思った事

「①自分②相手③今」の3つの繋がりを意識していく。

本書を読んで実践していこうと思った事として、「①自分②相手③今」の3つの繋がりを意識していくことを考えました。

良いも悪いも評価せず、ありのままの自分を認め、

自分の思考のフィルターを通さず相手の話を聴き、ありのままの相手を認め

今、目の前の相手を思いやる為

「①自分②相手③今」の3つの繋がり

を意識していくことが大切だと感じ、実践していこうと考えています。

これは、ヨガにも通じる考え方だと思いました。

アーサナを通じて、

今のありのままの自分を観察し、

思考を通さず相手のありのままを観察する。

そして、いつも今、この瞬間を大切に生きる。

ヨガを続ける事も他者の目を気にしなくなる一つの習慣であると感じました。

4:まとめ

他人の目が気になる20代の私が、

水島広子先生著「他人の目が気になる人へ」を読んで、実践していくことをまとめてみました。

本書では、人の目が気になって自分の軸がない状況の事を

「まな板の上の鯉」と表現しています。

まな板の上でピチピチと跳ねて、相手の評価や行動に身を委ねる。

そんな状況を脱する為に、

「相手を気にすることをやめるのではなく、本当の意味で相手を気にすることで、人が他人の目が気になる心から解放される」

その様な相手への本当の意味での思いやりが大切だと感じました。

水島先生の元を訪れる患者さんは症状が回復していくにつれて、

「人間っていいな」と言う感想がよく聞かれるそうです。

そんな素敵な水島先生の本書を是非一度読んでみてください!

ありのままの自分を受け入れ、ありのまま他者を受け入れ、目の前の相手を思いやる。

そして、「成長」とは今の自分を肯定すると言う土台の上にある為、

それを繰り返す事で、徐々に人の目が気にならなくなると感じました。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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