青年海外協力隊で感じた事 PR

③理学療法士が、JICA青年海外協力隊に「参加した理由」と「決意するまでの葛藤」

サインバイノー(こんにちは)

JICA青年海外協力隊の任期となる2年間が終了しました。

喜怒哀楽の感情が嵐のように揺れ動いた2年間。

この2年間で何を感じ、自分がどう変化したかまとめておこうと思い、記事を書く事にしました。

今回は、③「理学療法士がJICA青年海外協力隊に参加した理由と決意するまでの葛藤」と題して、青年海外協力隊へ参加する前の想いをまとめていきたいと思います。

もし興味がある方がいましたら、前回の

の記事も読んでもらえると嬉しいです。

2年間の簡単なまとめや流れなども書いてあるので、もしよろしければご覧ください。

1:JICA青年海外協力隊に参加した理由(3つ)

私が青年海外協力隊に参加した理由として大きく3つあります。

1つ目は、大学生の時にJICA青年海外協力隊がカッコいいと思ったからです

私が理学療法士の大学に通っていた時、勉強嫌いな自分にとって病院での実習や国家試験の勉強がしんどくて、理学療法士になる事を諦めようかと思っていた時期がありました。

そんな時に、電車で見たJICA青年海外協力隊のポスターを見て、

「理学療法士として海外で活躍できたらカッコいい!」と思い、

その気持ちをモチベーションに実習や国家試験を乗り越えて、無事に卒業する事ができました。

私が幸運だったのは、大学時代に聞きに行った青年海外協力隊の説明会で出会った青年海外協力隊OBの理学療法士の方が、たまたま私が就職した病院で勤務していた事です。

その出会いのおかげで、就職してからも何度も途上国のリハビリの話を聞けて、青年海外協力隊への想いを忘れる事なく、仕事に励む事が出来たと思っています。

2つ目は、自分を変えたかったからです

日本にいる時私は、

・悩みすぎ

・考えすぎ

・人の目を気にしすぎ

・頑張りすぎ

・働きすぎ

そんな自分を変えたいと思っていました。

本を読んだり、実際に行動したりして、変化を感じる事もありましたが、

環境を大きく変えて、チャレンジした方が、より自分が成長できると思い、

JICA青年海外協力隊への参加を希望しました。

3つ目は、世界の人達の価値観を知りたいと思ったからです

私は日本で働いている時に、

日本人の

・働きすぎる働き方

・色々考えて今を全力で楽しめていない様に感じる生き方

に疑問を感じていました。

(今思うと、かなり偏見もあったのもしれません笑)

なので、途上国の人々のライフワークバランスの取れた働き方や今を全力で生きている感じを味わいたくて、
青年海外協力隊への参加を希望しました。

2年間の経験から何を感じたかは、

①理学療法士が、JICA青年海外協力隊に参加して、「良かった事」「成長できた事」 厳選3つ

②JICA青年海外協力隊に参加して、「失敗したこと」「マイナス面」厳選3つ

の記事を読んでもらえると嬉しいです。

2:なぜ青年海外協力隊の任国の中でモンゴルを選んだのか

「何でモンゴルを希望したの?」

とよく聞かれるので、

忘れないうちに自分の考えをまとめておきたいと思います。

モンゴルを選んだ理由として、大きく3つあります。

①自分のやりたい活動内容だった。

私がやりたい活動として、

・自分のリハビリの技術レベルをなるべく落とさずに、2年間リハビリを提供する。

・病院の外に出て、地域でのリハビリ普及活動を行う。

この2つの活動を行いたいと思っていました。

青年海外協力隊には、活動要望調査票という求人表の様なリストがあります。

その中の理学療法士の活動要望調査票を見て、モンゴルならば病院でのリハビリもできるし、地域での活動も両立してできると思いました。

②モンゴル人の人柄が魅力的だと思ったから

青年海外協力隊へ応募をする前にモンゴル人についてネットで調べたら、

・竹を割ったようにサッパリした人が多い

・遊牧民の名残で、人を当たり前のように助ける。助けられるのも当たり前だから、助けられても感謝はしない。

という書き込みを見つけて、

そんなモンゴル人の人柄をとても魅力的に感じて、モンゴルへ行って仲良くなりたいと思いました。

③日本と近いから2年間の任期が終わった後も気軽に行く事ができる。

私の病院時代の青年海外協力隊OBの先輩もアジア圏だったので、自分の2年間の活動が終了した後も、
毎年自分の任国へ訪問しており、その関係性がとても良いと思ったので、自分もアジア圏に行きたいと思っていました。

以上3つの理由でモンゴルを選びました。

面接では、熱意が伝わったのか希望通り、モンゴルで合格する事ができました。

しかし、合格通知が届いてから私は愕然としました。

なぜならば、合格通知のモンゴル国に対する詳細欄に

・気温30℃〜−40℃

・使用言語:モンゴル語

と書いていたからです。

私は寒いのが本当に苦手なのですが、モンゴルの冬がそんなに寒くなる事を知りませんでした(涙)

また、英語を勉強していたので、モンゴルがモンゴル語だと言うことも想定外でした。(←これは今となっては本当にアホだと思いますが、それくらい世界を知らなかったんです(涙))

モンゴルへの派遣前には、本当に任国の変更を依頼しようかと思う位悩みましたが、

モンゴルへ行き、

自分がやりたい活動ができ、

豪快で、仲間思いで、竹を割ったようにスパッとしていて、人を助け、助けられても感謝をしない(これは本当に人によりました笑)そんなモンゴル人達とも出会えて、

楽しい友達もたくさんでき他ので、

モンゴルに行けて良かったと思っています。

コロナの影響が落ち着いたらすぐにモンゴルへ行きたいと思っています。

むしろ、俺の前世はモンゴル人だったと思う位、モンゴルの空気が肌に合ってとても気持ちよかったです!

ぜひ皆さんも行ってみてください!

最高に爽快な気分になりますよ!!

モンゴルの山頂(バヤンウルギー)

3:青年海外協力隊へ参加する前の葛藤

私は大学時代から、青年海外協力隊に参加したいと思っていましたが、
いざ応募するとなるとかなり悩んでしまいました。

理由としては、

・2年間のブランクで自分のリハビリの技術や知識が衰えるのではないか

・もっと日本で学ぶ事があるし、やる事もあるのでは

・途上国で生活する事が自分にはできるのか

・青年海外協力隊として活動する事が自分にはできるのか

そんな色々な不安がとめどなく出てきて、とても悩んでしまいました。

たくさんの方に相談させて頂いて、

「10年後、20年後のお前が自分に対してアドバイスするとしたら、何て言うと思う?」

と言われて、考えてみました。

行かないと後悔するし、

行ったら良い経験になるのは間違いないと思い、

勇気を出して参加を決意しました。

4:まとめ

結論としては、

青年海外協力隊に参加して本当に良かったと思っています。

モンゴルで2年間過ごす事は出来ませんでしたが、

モンゴルでも、

日本でも、

最高の経験と

かけがえのない仲間ができました。

楽しい事も、しんどい事も沢山ありましたが、

参加する前より、

成長し、

大きくなれたと思っています。

モンゴル、長野県、静岡県、鳥取県という

自分にとって好きな場所。第2、第3の故郷も出来ました。

JICA青年海外協力隊の言葉で、

「いつか世界を変える力になる」

と言う言葉があります。

青年海外協力隊に参加する前は、

自分の任国での活動が、いつか任国で成果が出て、いづれ任国の世界が変わるという意味だと思っていました。

だから、焦らず活動しろよ。というアドバイスだと思っていましたが、

2年間の活動をしているうちに、

自分が2年間貴重な経験させてもらい、成長する事で

自分が

「いつか世界を変える力になる」

という意味なんだなと思いました。

なので、いつか世界を変える力になれる様にこれからも頑張っていこうと思います。

ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。

この2年間で沢山の方に支えられ、ここまで来ることが出来ました。

いつも周りにいて下さる全ての方に心から感謝致します。

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